3月も終わりが近づく港の朝・五島の島々のターミナルでは、にぎやかになることがあります。
ブラスバンドの音が聴こえるので、ターミナルを覗いてみました。
この時期は、高校を卒業して就職・進学のため五島を離れる若者が多くいます。
先生の異動も別れの合図
どうやら、五島のどこかの小学校の先生が、異動で五島を離れる朝を学校の先生、生徒、保護者で見送るところでした。
船の甲板に出て見送られる先生と、観光テープで繋がれた先に子供達…。
ドラマや映画で見た光景…。
こんな別れの方法に、どこか憧れてしまいます。
この先生は、五島に3年?5年?いたのかな?
五島の暮らしはどうだったんだろうか?
なんて想像しながら、眺めていました。

別れの意味
3月に別れの儀式を繰り返しながら大人になる五島の子供達は、別れることへの意味の捉え方が少し違うかもしれない。
船でなくては、こんな別れのシチュエーションはないです。
出航までの時間の過ごし方や、船が遠ざかっていく汽笛の音、いろんな要素が詰まっているものですね。
そして「さよなら〜」はではなく、「またね」と別れる五島の子供達は素敵だと思う。
そんなに遠くない未来に、きっとこの子達も、しまを出て行く日がやってくるときが来るかもしれない。
そのときも、さよならじゃなく、またねと言って、
また戻ってくる大人になってくれるといいな。
なんだか朝早くに良い場面に出会えました。