みなさんこんにちは!二拠点移住ライターの北川です。
みなさんご存じのように、奈留島の海はとてもきれいです。奈留自慢のひとつです。
海岸から覗く透明な水面はもちろん、晴れた日に高台から眺めると、青いグラデーションが一面に広がり、その美しさは息をのむほどです。
<全国から注目される奈留島の多賀真珠>
そんな豊な海に囲まれる奈留島は、環境の良さから、ハマチやマグロやアジなど魚の養殖業が盛んですが、実は、真珠の養殖場としても全国から注目されています。
奈留島の港から白這という地区に向かって海岸線に車を走らせること約10分。海岸沿いに、真珠の養殖場「多賀真珠」があります。
こちらの養殖場は、奈留島の海に魅せられて、2004年に三重県から移住されてきた清水多賀夫さんが営んでいます。
<真珠の養殖について>
先日お会いする機会があり、清水さんから、真珠の養殖について色々と教えていただきました。
真珠の養殖には、母貝と核貝が必要となります。母貝は、黒蝶貝、白蝶貝、池蝶貝、マベ貝、アコヤ貝など数種類ありますが、そのほとんどが海外産か、日本産と海外産を掛け合わせてできたものだそう。
多賀真珠では、奈留島でアコヤ貝を稚貝から育て、生育したものを母貝としています。海外産が多い中、純国産のものとなり、とても貴重なものだと言えます。この母貝は、5万個近く、奈留島の海に眠っているとのことでした。

若い母貝から外套膜というものを1mmくらい切り取り、球形に加工した核貝と一緒に、成長した母貝の生殖巣に挿入し、2~3年海の中で育てていきます。その一連の流れを、写真を見ながら、丁寧に説明していただきました。
<奈留島の真珠は日本最大級!?>
通常のアコヤ貝真珠は、2~9mm。多賀真珠では、なんと11~13mmの養殖にも成功しています。こんなに大きな真珠が育つのは、日本では奈留島だけなのだそう。清水さんは、奈留島の海が豊かな証拠、とおっしゃっていました。
実物を見せていただいたのですが、こんなに大きな真珠は生まれて初めて!この感動、是非みなさんにも味わっていただきたいです!!
<世界でひとつだけのアクセサリー作り>
多賀真珠では、養殖された真珠を使い、オリジナルのアクセサリーを作る体験型ワークショップを行っています。世界にひとつしかないアクセサリーは、ご自身はもちろん、大切な方へのプレゼントにも最適ですので、ご興味のある方は、伺ってみてはいかがでしょうか。

奈留産の真珠の一粒一粒に、清水さんの真珠に対する情熱と、奈留島の海の豊かさをmikke、私の気持ちも輝く1日となりました。